今回はフォーラムで見つけた面白いサンプルRectangles by Area and Widthを紹介します。
72-1. Rectangles by Area and Width
Vectorworksのユーザーフォーラムでは世界中のユーザーが作成したマリオネットのサンプルが共有されています。
The Hammaが作成したRectangles by Area and Widthは面積と幅を指定して四角形を作図するマリオネットオブジェクトです。

Rectangles by Area and Widthの記事から、マリオネットのサンプルを含んだ.vwxファイルをダウンロードすることができます。

サンプルファイルを開くと、四角形のマリオネットオブジェクトが2つ配置されています。オブジェクト情報パレット(OIP)のフィールドから面積の値を指定したあと、コントロールポイントまたは数値指定によって幅を指定すると、動的に四角形の高さが変化する仕組みです。


コントロールポイントを左右に移動すると、自動的に高さが決まって四角形の形状が変化します。


幅を変えても面積を維持することができるので、とくに部屋配置など空間の計画をする際に有効なツールとなるでしょう。
72-2. マリオネットネットワークのカスタマイズ
このサンプルではフィートインチが使用されていていますので、マリオネットネットワークを少しだけカスタマイズして使いやすくしていきます。
メートル系の書類にサンプルのマリオネットオブジェクトをコピー&ペーストして配置します。ここでは書類の長さをmm、面積をm2に設定します。

配置した直後は元の大きさを維持していますが、パラメータを変更するなどしてオブジェクトを更新すると書類の単位が反映されて四角形が潰れてしまいます。

まずはOIPから「スタイルなしに変換」を選択してスタイルを解除します。

次にOIPの「スクリプトの編集」ボタンを選択してマリオネットネットワークの編集画面に入ります。Create Rectangle 2Ptノードを中心に左側が四角形の形状を定義する計算部分、右側が情報を表示する文字列を作成する部分に分かれています。

ネットワークの左側から「Area (Sq.Ft.)」という名前のRealノードを見つけてください。ここで面積を定義しています。まずはノードの名前を「面積」に変更します。

面積を幅で除することで高さの値を算出しますが、サンプルでは平方フィートからインチへの単位の変換のために面積を144(12*12)で乗算しています。ここをm2からmmへの変換と置き換えてRealノードの値を1000000(1000*1000)に変更します。

次にネットワークの右側からUnit Converterノードを見つけてください。幅と長さの2つのUnit Converterが配置されています。今回はmmの値のまま長さを表示しますのでUnit Converterノードを削除します。かわりに値を四捨五入するroundノードを配置します。

最後に面積表示の後記号を入力するStringノードを「 Sq.Ft.」から「 m2」に変更して修正完了です。

メートル系の表示に変わって、使いやすくなりました。

違うパターンも作成してみましょう。今度は面積の表示単位を畳に変更します。書類の単位設定は長さmm、面積m2のままとします。
まずは面積を定義するノードの名前を「部屋の広さ(畳)」とします。

ここでは1畳=1.62m2として、単位を変換する係数を1620000とします。

最後に面積表示の後記号を「 畳」に変更します。

広さを畳の単位で指定して四角形を作ることができるようになりました。


この機能を利用できる製品
|
Vectorworks Architect建築設計や内装、ディスプレイデザインに対応した先進的なBIM・インテリア設計支援機能、拡張機能、さらには豊富な建築向けのデータライブラリを搭載した建築/内装業界向け製品 |
|
Vectorworks Landmark地形モデルや多彩な植栽、灌水設備計画等に対応するランドスケープデザイン機能、さらには豊富な造園向けのデータライブラリを搭載した都市計画/造園業界向け製品 |
|
Vectorworks Spotlightステージプランニングやライティング計画に対応した先進的な舞台照明計画支援機能、さらには各種メーカー製のトラスや照明機材、音響機器等の豊富なデータライブラリを搭載したエンタテインメント業界向け製品 |
|
Vectorworks Design Suite専門分野別(建築設計/ディスプレイデザイン、ランドスケープデザイン、ステージデザイン&スポットライトプランニング)の設計支援機能、拡張機能、さらには豊富なデータライブラリを搭載した最上位の製品 |





