4.3.3 部分的な貼り合わせ

スラブは、多角形や四角形などの2D図形と同様に、貼り合わせや切り欠きをおこなうことができます。

1. 既存のスラブに付け足したい大きさの2D図形を作成します。

2. 作成した2D図形とスラブを選択し、加工メニューから貼り合わせを選択します。スラブに複数の構成要素がある場合は、スラブの貼り合わせダイアログが表示されます。

3. スラブの貼り合わせダイアログで、スラブ全体を延長するのか、指定した構成要素だけ延長するのかを選択し、OK ボタンをクリックします。

4. スラブ全体もしくは指定した構成要素が延長されます。

3.2.5 Y字結合

外壁のコーナー部分に袖壁がある場合など、3 つの壁がT字に構成される場合はY字結合になります。

 

1. 「壁結合_複合壁_Y字結合.vwx」を開きます。

2. 外壁部分をL字結合します。壁スタイルにはコアを指定しているため、コア同士が優先的に結合されます。

3. 袖壁と外壁の1つをT字結合します。

4. ツールセットパレットの建物グループに入っている構成要素結合ツールを選択します。

5. 断熱材部分や石膏ボード部分など、境界部分に線が入っているところを構成要素結合ツールで結合します。

6. 直線上につながる断熱材部分をL字結合モードで結合します。対象とする構成要素以外をクリックしないように注意します。

7. T字型につながる断熱材部分をT字結合モードで結合します。

8. 石膏ボードや仕上げ部分をL字結合モードで結合します。直線状に結合する場合もL字結合モードを使います。このときも構成要素以外をクリックしないように注意します。その他、構成要素を結合したい箇所を操作します。

9. 3 つの壁がY字に包絡結合されます。

2.2.4 便利な作図方法

単純壁の作成では、壁全体の「上側線」「両側線」「下側線」「オフセット」という 4 つのモードで作成しました。壁の構成を使用した複合壁では、これらのモードに加え、指定した「コア」の「上側線」「両側線」「下側線」「オフセット」で作成することができます。

 

1. ツールバーの制御線をコアに適用ボタンを選択します。4 つの作図モードを使った結果は以下の通りです。

2. 上側線作成モードで作図

3. 両側線作成モードで作図

4. 下側線作成モードで作図

5. オフセットモードで作図

どの作図モードで作成しても、壁の高さと構成要素の高さは同じようになります。

1.3 ストーリの編集

作成したストーリは後からでも高さの変更をすることができます。また、デザインレイヤの設定から各ストーリに関連づけることも可能です。

1.3.1 ストーリの移動

先ほど作成した2階建てのストーリの高さを変更してみます。

 

1. ツール＞オーガナイザを選択すると、オーガナイザダイアログが表示されます。

2. ストーリタブをクリックすると、ファイルに登録されているストーリの一覧が表示されます。

3. ストーリ「2F」を選択し、編集をクリックします。ストーリを編集ダイアログが表示されます。

4. すでにストーリの高さに「3450」が設定されていますが、「4000」に変更してOK ボタンをクリックします。

5. ストーリの高さ変更ダイアログが表示されます。ダイアログには4つのオプションが表示されます。

6. それぞれのオプションを選択した場合の結果は、以下の図のようになります。