Vectorworks お知らせ

Build Live Japan 2014 にてVectorworkユーザーグループが審査員特別賞を受賞!

9月1日〜5日にかけて「Build Live Japan 2014(BLJ)」が開催されました。
10月23日のArchiFuture 2014にて審査結果が発表され、「沖縄Vectorworks BIMユーザーグループ(沖縄UG)」が審査員特別賞受賞しました。また、IAI日本からはコラボレーション賞を受賞しました。

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Architect解説講座

第13回「便利なモデリングツール」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

13-2. 図形からオブジェクトを作成

モデリングツールを使って壁や手摺を作成することもできますが、下図として作成した2D図形をもとに変換することができます。
そのためのコマンドが図形からオブジェクトを作成です。建築・土木メニューに入っています。

下図から作成できるオブジェクトは以下の通りです(Architect の場合)。ここでは、直線道路をつくってみましょう。

  • 天井格子
  • ガードレール
  • 手摺
  • 線形材料
  • 建物モデル
  • 配管路
  • 境界線
  • 繰り返しユニット
  • 雲型作成
  • 道路
  • 道路(NURBS)
  • 椅子を整列配置
  • 造成図形
  • スラブ
  • スペース
  • 点描
  • ウィンドウウォール

 

1. アクティブレイヤを「道路」に変更します。

2. 直線ツールで任意の直線を作成します。

直線の作成

3. 建築・土木メニュー>図形からオブジェクトを作成を選択します。図形からオブジェクトを作成ダイアログが表示されます。

図形からオブジェクトを作成ダイアログ

4. 以下のようにパラメータを設定し、OK ボタンをクリックします。

  • オブジェクトタイプ:道路
  • オフセット:中央
  • プロパティを表示:有効
  • 元図形を削除:有効
    • レコードを維持する:無効
  • 支柱の間隔を固定:無効

パラメータの設定

5. 道路のプロパティダイアログが表示されます。

道路のプロパティダイアログ

6. 幅や縁石のサイズなど、道路のパラメータを設定することができます。任意のサイズを入力してみてください。

道路のパラメータ設定

7. OK ボタンをクリックすると、道路が作成されます。

作成された道路

このコマンドを使うと、多角形から壁を作成したりすることができ、下書き図形から簡単に建築オブジェクトに変換することができます。

Architect解説講座

第12回「スペースの作成と集計」

ArchitectDesigner

 

12.2 手作業で作成

まずは、スペースツールを使って任意の形状を作成してみましょう。

スペースツールには、四角形モードと曲線モードがあります。それぞれの作成を試してみます。

 

12.2.1 四角形モード

1. アクティブレイヤを「床-1」にします。

アクティブレイヤ

2. ツールセットパレットの建物ツールセットにあるスペースツールを選択します。

3. ツールバー四角形モードを選択します。

4. スペースを作成したい任意の点でクリックし、対角線上のもう一点でクリックします。

対角線の指定

5. 指定した形状でスペースが作成されます。

四角形モードでスペース作成

Architect解説講座

第11回「スペースの設定」

ArchitectDesigner

11.2 番号設定

11.2.1 スペース番号

スペース番号の設定をするところです。スペース番号欄は、スペース番号スタイルが「手動」になっている場合にのみ入力することができます。

番号設定カテゴリ

スペース番号スタイルは、標準で「手動」「番号のみ」「スタイル – 名称/番号」の3つが用意されています。

このスタイルは、自由に編集/保存ができます。ここでは、新しいスタイルを作成してみます。

1. 番号スタイルの編集ボタンをクリックします。番号スタイルの編集ダイアログが表示されます。

番号スタイルの編集ダイアログ

2. 以下のようにパラメータを設定します。前記号後記号については、入力カーソルをそれぞれの欄に表示させ、右側のプルダウンメニューを選択することで割り当てることができます。

  • スペース番号スタイル:カスタムスタイル
  • 前記号:No.1
  • 後記号:#スペース名#

パラメータの設定

3. 保存ボタンをクリックします。スタイル一覧に設定したスペース番号スタイルが追加されます。追加されたら、OK ボタンをクリックして、番号スタイルの編集ダイアログを閉じます。

4. スペースを設定ダイアログのスペース番号スタイルのプルダウンメニューで作成したスペース番号スタイルを選択することができます。

スペース番号スタイルの選択

5. スペース番号スタイルを削除したい場合は、番号スタイルの編集ダイアログで削除したい番号スタイルを選択し、削除ボタンをクリックします。なお、アプリケーションフォルダに保存されている番号スタイルは削除できません。

スペース番号スタイルの削除

Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第3回

2.ビューポートで見る

便利な統合ビューですが、「思ったより格好よくできたからプリントして施主さんに見てもらおう」って思うと、とたんに不便になってしまいます。
それは、一度に一つの方向からしかみることができない、ということですね。
正面、南東、北西など、三方向からのパースを1枚に納めてプリントしよう、なんて思っても、統合ビューではそのままではできません。
そこで、いくつもの方向からのビューを自由にレイアウトできる、ビューポートシートレイヤを使ってみましょう。

設定は次のようにします。
オーガナイザダイアログのシートレイヤタブで新規ボタンをクリックします。

オーガナイザダイアログ
シートレイヤ番号に適当な名前を付けます。そのままでもいいですよ。
OK ボタンをクリックすると、オーガナイザダイアログにシートレイヤが作成さているのが確認できますね。

シートレイヤの作成ダイアログ

OK ボタンをクリックすると、太いグレーの縁取りの、何もない画面が表示されるはずです。

ビューメニュー>ビューポートを作成を選択します。

ビューポートを作成ダイアログのレイヤボタンをクリックして、表示するレイヤを選択します。

ビューポートレイヤ表示/非表示ダイアログ

縮尺はデザインレイヤと同じ1/100にします。
ビューはパースを見たい方向をお好きに選んでください。ここでは斜め左を選んでいます。
レンダリングは OpenGL を選んでください。
Renderworksをお持ちの方は、Renderworksスタイル>カスタムRW カラー 白を選んでください。

設定したら OK ボタンをクリックしてください。

ビューポートを作成

画面に赤い枠で囲まれたパースが表示されていますよね。この枠に囲まれた図形は自由に位置を移動させる事ができます。

Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第2回

グループ化された図形を選択状態のまま加工メニュー>シンボル登録を選択してください。

シンボル機能は2次元作図でも、多用される機能なのでおなじみと思います。シンボル登録のダイアログで、窓に名前を付けましょう。
いつもお使いの名前で構いませんが、他の窓を区別できるようにしてくださいね。
私は「掃き出し窓1800」とします。
で、ここが肝心なのですがダイアログの挿入点次にクリックする点としてください。
ダイアログを閉じたあと、最初にクリックした点が、窓シンボルを配置する基準になります。2次元シンボルと違い、3次元シンボルでは、縦横の位置だけではなく、高さの基準もこのクリックで決まります。

シンボル登録ダイアログ
二つならんだ四角形の中間、下部中央でクリックしてください。画面表示が小さい場合には、拡大してからダイアログを表示させてもいいかもしれません。

挿入点の画面

ダイアログ下にあるその他項目の元の図形を用紙に残すのチェックは外しておいてください。
設定を終えたら、OK ボタンをクリックしてください。
挿入点をクリックすると、作図した窓がシンボル登録されます。

Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第1回

■作成手順

3LDK、2階建て、駐車場付きの住宅モデルを作成します。

OpenGLパース

Renderworksパース

各階の高さは3mとして、屋根は寄せ棟とします。
使う図形は、四角形、多角形、柱状体、壁、屋根、3D多角形、3Dシンボルです。
一応、図面の北は画面の上方向ということにしましょう。
1F、2F、屋根までの作図を、手順に沿ってムービーにしてあります。
手順を始める前にさっと見てください。手順さえ解っていれば、ほんの6分程度で屋根まで作成してしまいますよ。

Architect解説講座

第10回「図面枠と表題欄」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

10.2 図面枠の配置と表題欄の入力

 

10.2.1 図面枠の配置

1. ツールセットパレットの寸法/注釈ツールセットを選択します。

寸法/注釈ツールセット

2. 図面枠ツールを選択し、ツールバー設定ボタンをクリックします。図面枠の設定ダイアログが表示されます。

図面枠の設定ダイアログ

3. 以下のようにパラメータが設定されているかを確認し、OK ボタンをクリックします。

  • 枠のサイズ:用紙の大きさに合わせる
  • 表題欄:*表題欄 シンプル(横)
  • 用紙の中央に固定:有効
  • 表題欄のみ使用:無効

4. 用紙の中央でダブルクリックします。用紙の印刷可能領域全体に図面枠が作成されます。

配置された図面枠

5. データパレットの枠の設定ボタンをクリックします。枠の編集ダイアログが表示されます。

図面枠の編集ダイアログ

6. 以下のようにパラメータを設定し、OK ボタンをクリックします。

  • 枠のサイズ
    • 用紙と枠の関係:外枠
  • 余白
    • 左:5
    • 右:5
    • 上:5
    • 下:5
  • 区域/グリッド
    • 縦の分割数:0
    • 横の分割数:0

設定するパラメータ

用紙と枠の関係は、印刷可能領域に図面枠の外枠と内枠のどちらに合わせるかを設定する項目です。

7. 図面枠のグリッドがなくなり、外枠と内枠の余白が 5mm に変更されます。

変更された図面枠