Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第2回

グループ化された図形を選択状態のまま加工メニュー>シンボル登録を選択してください。

シンボル機能は2次元作図でも、多用される機能なのでおなじみと思います。シンボル登録のダイアログで、窓に名前を付けましょう。
いつもお使いの名前で構いませんが、他の窓を区別できるようにしてくださいね。
私は「掃き出し窓1800」とします。
で、ここが肝心なのですがダイアログの挿入点次にクリックする点としてください。
ダイアログを閉じたあと、最初にクリックした点が、窓シンボルを配置する基準になります。2次元シンボルと違い、3次元シンボルでは、縦横の位置だけではなく、高さの基準もこのクリックで決まります。

シンボル登録ダイアログ
二つならんだ四角形の中間、下部中央でクリックしてください。画面表示が小さい場合には、拡大してからダイアログを表示させてもいいかもしれません。

挿入点の画面

ダイアログ下にあるその他項目の元の図形を用紙に残すのチェックは外しておいてください。
設定を終えたら、OK ボタンをクリックしてください。
挿入点をクリックすると、作図した窓がシンボル登録されます。

Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第1回

■作成手順

3LDK、2階建て、駐車場付きの住宅モデルを作成します。

OpenGLパース

Renderworksパース

各階の高さは3mとして、屋根は寄せ棟とします。
使う図形は、四角形、多角形、柱状体、壁、屋根、3D多角形、3Dシンボルです。
一応、図面の北は画面の上方向ということにしましょう。
1F、2F、屋根までの作図を、手順に沿ってムービーにしてあります。
手順を始める前にさっと見てください。手順さえ解っていれば、ほんの6分程度で屋根まで作成してしまいますよ。

Architect解説講座

第10回「図面枠と表題欄」

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10.2 図面枠の配置と表題欄の入力

 

10.2.1 図面枠の配置

1. ツールセットパレットの寸法/注釈ツールセットを選択します。

寸法/注釈ツールセット

2. 図面枠ツールを選択し、ツールバー設定ボタンをクリックします。図面枠の設定ダイアログが表示されます。

図面枠の設定ダイアログ

3. 以下のようにパラメータが設定されているかを確認し、OK ボタンをクリックします。

  • 枠のサイズ:用紙の大きさに合わせる
  • 表題欄:*表題欄 シンプル(横)
  • 用紙の中央に固定:有効
  • 表題欄のみ使用:無効

4. 用紙の中央でダブルクリックします。用紙の印刷可能領域全体に図面枠が作成されます。

配置された図面枠

5. データパレットの枠の設定ボタンをクリックします。枠の編集ダイアログが表示されます。

図面枠の編集ダイアログ

6. 以下のようにパラメータを設定し、OK ボタンをクリックします。

  • 枠のサイズ
    • 用紙と枠の関係:外枠
  • 余白
    • 左:5
    • 右:5
    • 上:5
    • 下:5
  • 区域/グリッド
    • 縦の分割数:0
    • 横の分割数:0

設定するパラメータ

用紙と枠の関係は、印刷可能領域に図面枠の外枠と内枠のどちらに合わせるかを設定する項目です。

7. 図面枠のグリッドがなくなり、外枠と内枠の余白が 5mm に変更されます。

変更された図面枠

お知らせ

【更新】サーバーメインテナンスのお知らせ【2014/2/28】

【更新】
予定よりも時間がかかってしまいましたが、先ほど、メインテナンスが終了いたしました。ダウンロードリンク切れなどがありましたら、お手数ですが、bim@aanda.co.jpまでご連絡下さい。

本日、17:30よりサーバーメインテナンスを行います。
メインテナンス中はダウンロード機能が停止しますのでご注意ください。
終了時間は18:00を予定しています。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

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第9回「断面ビューポートの設定」

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9.2 プロパティ設定

ビューポートと同じように、断面ビューポートにもプロパティ設定が用意されています。ここでは、パラメータの機能を確認しながら、壁やスラブの構成要素を表示させるステップを操作していきます。

9.2.1 範囲

範囲タブでは、断面として取り出す範囲を指定することができます。設定できる項目は、「長さ」「奥行き」「高さ」の3種類です。それぞれを設定してみます。

 

1. 断面ビューポート「A-A’断面図」を選択し、データパレットのプロパティボタンをクリックします。断面の詳細設定ダイアログが表示されます。

断面の詳細設定ダイアログ

2. 各項目を以下のように設定し、OK ボタンをクリックします。

  • 長さの範囲
    • 断面線の長さ:チェック
  • 奥行きの範囲
    • 有限:チェック
      • 奥行き:300
  • 高さの範囲
    • 有限:チェック
      • 高さの終点:3000
      • 高さの始点:0

パラメータの変更

3. A-A’断面図が赤い破線で囲まれた状態になるため、データパレットの更新ボタンをクリックします。設定した内容で断面ビューポートが更新されます。

未更新の断面ビューポート

更新済みの断面ビューポート

4. ナビゲーションパレットでアクティブレイヤを「地盤」に変更します。断面ビューポート「A-A’断面図」用の断面線は以下のように作図されています。

ナビゲーションパレット

断面線オブジェクトの位置

5. 今回設定した奥行きは、最も奥にある断面線から300mm奥にあるオブジェクト(青い領域)までが表示される対象になります。そのため、4枚折れ戸が非表示になりました。(折れ戸は3Dでは閉じるように設定してあります)また、高さは Z=0 から Z=3000までの範囲になるため、ほぼ1階部分だけが表示されました。

断面ビューポートでの表示範囲

折れ戸付近の拡大

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第8回「ビューポートの設定」

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8.2 レイヤの設定

ビューポートに表示するデザインレイヤの設定を行うことができます。設定の反映はプレビューボタンで確認していきますが、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じると、その設定が確定されます。

 

8.2.1 レイヤの表示設定と前後関係

 

1. ビューポート「1F平面図」を選択し、データパレットのレイヤボタンをクリックします。ビューポートレイヤを表示/非表示ダイアログが表示されます。

ビューポートレイヤを表示/非表示ダイアログ

2. オーガナイザダイアログやナビゲーションパレットのレイヤ一覧と同様に、このビューポート内でのレイヤの表示設定や前後関係を変更することができます。この設定は、選択しているビューポートにのみ有効で、ファイルの設定には影響しません。現在表示されているデザインレイヤは「床-1」と「家具レイアウト-1」だけです。

ビューポートレイヤを表示/非表示ダイアログ

3. まず、レイヤの表示設定を変更してみます。デザインレイヤ「家具レイアウト-1」をグレー表示にしてプレビューボタンをクリックします。1F平面図に表示されているテーブルセットなどがグレー表示に切り替わります。

レイヤのグレー表示プレビュー

4. デザインレイヤ「家具レイアウト-1」を表示に戻します。プレビューボタンをクリックして、表示を確認します。

レイヤを表示に戻す

5. 次に、デザインレイヤ「家具レイアウト-1」の前後関係列をドラッグして。レイヤ「床-1」の下に移動します。プレビューボタンをクリックします。デザインレイヤ「床-1」にあるスペースオブジェクトの後ろに移動するため、テーブルセットなどは見えなくなります。

レイヤの前後関係を変更

6. レイヤの前後関係をファイルの設定に戻す場合には、前後関係を元に戻すボタンをクリックします。

前後関係を元に戻す

7. プレビューボタンをクリックするともとの状態に戻ります。

設定のプレビュー

ミニツール

よく使う縮尺 コマンド

Vectorworks が持っている縮尺設定は固定されたもので、一覧にない場合はカスタム設定として入力する必要があります。
よく使う縮尺コマンドは、1:30 や 1:150 などユーザがよく使う縮尺を登録し、デザインレイヤや、シートレイヤ上のビューポートに適用することができるコマンドです。 “よく使う縮尺 コマンド” の続きを読む

Architect解説講座

第7回「断面ビューポート」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

 

7.1.2 断面ビューポート作成

前回ビューポートを作成したときと同様に、断面ビューポート作成後にデザインレイヤの見え方を変更します。

まずは、断面ビューポートを作成します。

1. ナビゲーションパレットを確認すると、アクティブレイヤ以外は非表示になっています。

ナビゲーションパレット

2. ビューメニューから断面ビューポートを作成を選択します。切断位置で1回ずつクリックし、切断方向を決めたらダブルクリックします。断面ビューポートを作成ダイアログが表示されます。

切断位置の指定

3. 各パラメータを以下のように設定し、OK ボタンをクリックします。

  • 作成するレイヤ:Sht-1

断面ビューポートの作成ダイアログ

4. アクティブレイヤがシートレイヤに切り替わり、作成されたビューポートが表示されます。表示されているレイヤは「床-1F」のみです。

作成された断面ビューポート

ミニツール

オンライン地図 プラグイン

Vectorworks 2014から、内部開発言語としてPythonを使うことができるようになりました。Pythonは標準で様々なことを行うことができます。
その1つとして、サーバ上の情報を取得するライブラリがあります。オンライン地図ツールは、Google Mapsの地図画像を取得し、Vectorworks上に表示するプラグインです。 “オンライン地図 プラグイン” の続きを読む

お知らせ

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お知らせ

サーバーメインテナンスのお知らせ

以下の日時にサーバーメインテナンスをおこないます。
メインテナンス中はBIMlogにアクセスできませんのでご了承ください。

メインテナンス日時
2013年12月21日(土)11:00〜16:00
※状況により時間が前後する可能性があります。

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第6回「ビューポート」

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6.1.2 ビューポート作成

通常、シートレイヤにビューポートを作成する際は、デザインレイヤの見え方を設定してからビューポート作成コマンドを実行しますが、作成後からでもデザインレイヤの見え方を変更することができます。今回は作成後に見え方を変える方法を試してみます。

まずは、ビューポートを作成します。

1. ナビゲーションパレットを確認すると、アクティブレイヤ以外は非表示になっています。

ナビゲーションパレット

2. ビューメニューからビューポートを作成を選択します。ビューポートを作成ダイアログが表示されます。

ビューポートを作成ダイアログ

3. 作成先レイヤが「A-001 [ユニットプラン]」になっていることを確認して、OK ボタンをクリックします。

4. アクティブレイヤがシートレイヤに切り替わり、作成されたビューポートが表示されます。表示されているレイヤは「1F-壁・スペース」のみです。

シートレイヤに作成されたビューポート