Vectorworks2020から、設定した条件に合致する図形をデザインレイヤ上でわかりやすく色分けして表示することができるようになりました。
今回は、植物の樹高サイズ別に色分けをする手順をご紹介します。
Architect解説講座
第17回「作業中のデータの可視化」
17-3. 建築モデルを使った可視化の例
17-3-1. 壁の可視化
【壁スタイルの可視化】
壁に割り当てているスタイルの可視化を行います。
壁ツール・壁スタイルについてはArchitect解説講座:第2回「壁ツール」をご覧ください。
| 表示条件: | オブジェクトが使用するIFCエンティティ>IfcWallStandardCase>IfcWallStandardCase>Name |
【壁の厚みの可視化】
次は単純に、壁厚の可視化です。
違うスタイルの壁でも、厚みが同じであれば同じ色で可視化されます。
| 表示条件: | オブジェクトが使用する一般項目>壁の厚み |
【耐火性能の可視化】(レコード値での可視化)
オブジェクトには、自身でカスタマイズした情報(レコード)を連結することができます。
今回は以下のレコードを壁オブジェクトに連結し、耐火性能の可視化を行います。
| 表示条件: | オブジェクトが使用するレコード>壁データ>耐火性能 |
17-3-2. スラブの可視化
【スラブスタイルの可視化】
壁と同様に、スラブもスタイルでの可視化ができます。
スラブツール・スラブスタイルについてはArchitect解説講座:第4回「スラブツール」をご覧ください。
| 表示条件: | オブジェクトが使用するIFCエンティティ>IfcSlab>IfcSlab>Name |
17-3-3. その他
【プラグインオブジェクトスタイルの可視化】
ツールで配置したプラグインオブジェクト(ドア・窓・柱等)で、スタイルを指定しているものはそのスタイルの可視化ができます。
| 表示条件: | オブジェクトが使用する一般項目>オブジェクトスタイル名 |
【プラグインオブジェクトスタイルの可視化(窓のみ)】
次はプラグインオブジェクトの中から、対象を窓だけにしてスタイルの可視化を行います。
| 対象オブジェクト: | タイプが>右項目のもの>窓 |
| 表示条件: | 同じ |
【梁・桁の高さを可視化】
木造BIMツールで作成したオブジェクトも、もちろん可視化できます。
| 表示条件: | オブジェクトが使用するパラメータ>梁・桁>高さ |
17-3-補足. IFCエンティティの確認について
Vectorworks Architectシリーズに標準搭載されているツール類にて作図・モデリングしたオブジェクトは、自動的にIFCデータが割り当たります。
可視化の設定では、上記の壁やスラブのように表示条件を「IFCエンティティ」で指定する場合もあります。「この図形のIFCエンティティを知りたい」という場合にはその図形を選択し、オブジェクト情報パレット(データタブ)の「レコードフォーマット:」から確認ができます。
「レコードフォーマット:」が表示されていない場合は、下図の位置でマウスドラッグします。
IFCについてはこちらの記事もご参照ください。
Open BIM:2. VectorworksからIFCを出力する
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