Architect解説講座

新着記事第50回「自作のシンボルにIFCデータを追加する」

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4月から始まるBIM図面審査では、BIMモデルから取り出したIFCデータの提出が必要になります。(未だIFCデータ自体が審査の対象ではありません)

Vectorworksの壁やスラブ、ドアや窓などのプラグインオブジェクトには、標準のIFCエンティティおよびプロパティセットが自動的に連結され、そのままIFC取り出しできますが、自作のシンボルなどにはIFCがないため、自分で追加する必要があります。
今回は、シンボルにIFCデータを連結する方法を紹介します。

50-1. IFCとは

IFCはbuildingSMART Internationalが開発・管理する、建物データに関するオープンな規格であり、設計、分析、仕様、製作、建築、入居という建築プロジェクトのライフサイクル全体を通して情報を共有し維持管理できるようにするものです。

Vectorworksでは、オブジェクト情報パレットのデータタブから、連結されたIFCデータを表示および編集できます。
例えば、壁オブジェクトを選択するとデフォルトでIFCデータが連結されています。

IFC取り出しを行い、ファイル内のオブジェクトを他のアプリケーションで適切に識別するには、IFCデータを連結させておく必要があります。

50-2. シンボルにIFCデータを連結する

作成したシンボルに窓としてのデータを追加します。

1. リソースマネージャから対象のシンボルを右クリックし、IFCデータを選択します。

2. 表示されたダイアログから、リストの検索条件に「window」と入力し、表示された項目から「IfcWindow」を選択します。

3. OKをクリックします。

4. 必要に応じてプロパティの値を入力します。

5. OKをクリックすると、シンボルにIFCデータが連結されます。

50-3. 個別にIFCデータを連結する

選択したオブジェクトに対して個別にIFCデータを連結することも可能です。
配置したシンボル図形のみにドアとしてのデータを追加します。

1. オブジェクトを選択し、オブジェクト情報パレットのデータタブをクリックします。

2. IFC割り当てをクリックします。

3. 表示されたダイアログのリストから「IfcDoor」を選択し、OKをクリックします。

50-4. IFCデータのない図形を確認する

データの可視化機能を使用するとIFCデータが連結されていない図形を簡単に見つけることができます。

1. 表示バーの現在のデータの可視化からIFCデータのないオブジェクトにチェックを入れます。

2. シンボルに内包された図形も対象になっているので、設定を変更します。表示バーの現在のデータの可視化からデータの可視化設定の編集をクリックします。

3. ダイアログから、条件の定義をクリックします。

4. 内包する図形も検索するからシンボルのチェックを外し、OKをクリックします。

5. IFCデータのない図形が赤色で表示されます。

オリジナルのシンボルをよく使う場合は、ぜひ参考にしてください。

  BIMによる建築確認につきまして、詳しくはこちらをご覧ください。

 

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