マリオネット・スクリプト解説講座

新着記事第69回「輪切りのパス押し出し」

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今回はマリオネットを使用して3D図形を輪切りにしたコンターをパス押し出しに変換するプログラムを作成します。

Contourノードは指定した3D図形に対して、等間隔に輪切りにしたNURBS曲線を生成します。

この曲線をパス押し出しに変換することで、元の3D図形の形状に沿った格子状の構造を作成することができます。

今回は次のようなNURBS曲面を対象にします。

任意の名前を設定したあと、Nameノードを使用してマリオネットから図形を取得する準備します。

69-1. 輪切りの設定

Contourノードには、輪切りの設定として「輪切りの間隔」や「開始位置」、「方向」のパラメータがあります。

    • nDelta:輪切りの間隔を設定します。寸法値(Dim)で入力します。例えば、5mmに設定すると、5mmごとに輪切りが作成されます。
    • p:開始位置の座標を設定します。3Dポイント(Point3)で入力します。例えば、(0,0,0)に設定すると、原点から輪切りが開始されます。
    • vDir:輪切りの方向を設定します。ベクトル(Vec3)で入力します。例えば、(0,0,1)に設定すると、Z軸方向に輪切りが行われます。

輪切りの方向の設定の違いを実行結果を見ながら確認します。

輪切りの方向によって断面線の形状が変わります(見やすさのため輪切りの結果をスライドしています)。

vDir:(1,0,0):x軸方向

vDir:(0,1,0):y軸方向

vDir:(0,0,1):z軸方向

開始位置や間隔の値を調整するとNURBS曲面の辺の位置で輪切りする/しないをコントロールできます(曲面を上から見ています)。

p:(0,0,0)

p:(-2.5,0,0)

複数方向の輪切り

複数方向に輪切りをする場合は、Contourノードを複数使用してそれぞれの方向に輪切りを行います。

ベクトルの方向は軸に沿う必要はないため、斜めの輪切りも可能です。

69-2. パス押し出しに変換

輪切りにしたNURBS曲線をPath Extrudeノードに入力してパス押し出しに変換します。ここでは円を断面として入力します。

曲面に沿った骨組みのようにパス押し出しが配置されます。

Path Extrudeノードの処理を分けて、輪切りの方向ごとにカラーリングを変えても面白いですね

69-3. マリオネットオブジェクト化

元図形をコントロールジオメトリに登録してマリオネットオブジェクトに変換します。

NameノードからControl Geometryノードへの置き換えと、パラメータのノードに名前の設定をします。このとき、Control Geometryノードの出力は新たにDeleteノードにも繋ぎます。

マリオネットのネットワークをラッパーノードに変換して、元図形と一緒に選択状態にします。

ラッパーノードと元図形を選択した状態でオブジェクトノードに変換を選択すると、元図形がコントロールジオメトリに登録されます。

実行結果がオブジェクトの見た目に反映されます。

パラメータを編集すると、直ちに見た目に反映されます。

コントロールジオメトリを編集して、元図形をソリッドに変更しても輪切りにすることが出来ます。

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