Architect解説講座

新着記事第46回「シンボルに開口部形状を追加する」

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前回のArchitect解説講座でVectorworks2023以降に強化された壁構成要素の回り込み設定についてご紹介しました。

今回はその機能に関連して、シンボルに開口部形状を追加する方法と構成要素の回り込みの位置を定義する方法をご紹介します。

46-1. 開口部形状を追加する

複雑な形状の窓をシンボルで作成し壁に挿入した場合、開口部が適切な形状にならないことがあります。その場合は、シンボルに開口部形状を追加します。

   開口部の追加は、カウンタートップにシンボルを挿入する際にも使用できます。
カウンタートップについてはこちらをご覧ください。

1. シンボル図形を右クリックし、開口部形状を編集を選択します。

2. 編集画面に入るので、開口部の形状に沿って2D図形を作図します。

  クイック設定から、編集モード時に他の図形を表示を有効にすると、シンボル図形が表示され、そこにスナップしながら作図ができます。

3. 3Dの開口部形状を作成するには、3Dモデルにする必要があります。作図した図形を選択し、モデル>押し出しを選択します。

4. 壁の厚み以上の奥行きをつけます。

5. 右上の開口部形状の編集を出るをクリックします。

 

46-2. 壁との取り合いコンポーネントを追加する

壁との取り合い設定で挿入物に回り込みの設定している場合、構成要素はシンボルの挿入点で回り込みます。壁との取り合いコンポーネントを追加することで、回り込みの位置を定義することができます。

 

 

1. シンボル図形を右クリックし、壁との取り合いコンポーネントを編集を選択します。

2. 編集画面に入るので、壁との取り合い形状を3Dで作成します。

   回り込む構成要素が複数ある場合は、構成要素の厚みを考慮して取り合い形状を作成してください。

   取り合い形状は3D図形で作成する必要があります。2D図形では編集画面から出ることができませんので、ご注意ください。



3. 右上の壁との取り合いの編集を出るをクリックします。

建具をシンボル図形で配置する際にぜひお役立てください。

 

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