Architect解説講座

新着記事第44回「通り芯の枝番作成」

ほぼすべてのプロジェクトで通り芯を作成されていると思いますが、今回は通り芯番号の枝番設定方法をご紹介したいと思います。

44-1. 文字で枝番を設定

「又ろ」や「又1」といった通りを設定する場合は簡単です。

枝番にしたい場所にグリッド線オブジェクトを配置し、オブジェクト情報パレットのラベルに「又1」や「又ろ」と入力します。

文字が入ることで、既存のグリッド線とは別の連番扱いとなり、枝番を設定することができます。

44-2. 記号で枝番を設定

アポストロフィ「’」などを使って枝番「1’」を配置したい場合は、ラベルフィールドには記号の入力ができないため、少し手順を踏む必要があります。

1. まずはグリッド線のラベル枠を編集画面に入ります。

【スタイルを使っていない場合】
グリッド線のスタイルを使っていない場合は、オブジェクト情報パレットのラベル枠のレイアウト編集をクリックします。

【スタイルを使用している場合】
オブジェクト情報パレットのスタイルで「スタイルの編集」を選択し、グリッド線スタイルダイアログのラベル枠レイアウトの編集をクリックします。

次に文字の動的テキストを設定します。ここでは、レイアウト内に文字列が1つだけの場合を想定しています。

2. ラベルが表示される文字を選択し、オブジェクト情報パレットの一番下にあるラベル枠フィールドの定義をクリックします。

3. ラベル枠フィールドの定義ダイアログに現在のフィールド定義が表示されます。

4. データソースを「オブジェクトパラメータ」、オブジェクトの種類を「グリッド線 – #GridAxis#」とし、パラメータ名の「注釈 – #Note#」を選択したら、定義に追加をクリックします。

  定義にうまく追加できない場合は、現在のフィールド定義を「#GridAxis#.#Label##GridAxis#.#Note#」と書き換えます。

5. ラベル枠フィールドの定義ダイアログのOKをクリックして閉じ、画面右上のラベル枠レイアウトの編集を出るをクリックします

6. 枝番にしたいグリッド線オブジェクトを選択し、オブジェクト情報パレットのラベルに「 1」(1の前に半角スペース)と入力し、注釈には「’」を入力します。

数字の前に半角スペースが入ることで、数字だけの物とは違う連番扱いとなります。さらにラベルに入力できない記号は、注釈を利用することで枝番として設定できるようになります。